インカジには安全性の欠片もない

インカジの逮捕・摘発が相次いでいる

インカジの逮捕・摘発が相次いでいる

2006年に、インカジの経営者が逮捕されるというニュースが有りました。
摘発されたインカジは京都です。
これをきっかけにインカジの摘発は全国で頻発しています。

主に繁華街で営業されているインカジですが、京都だけではなく東京や千葉などさまざまなエリアに存在し、ひっそりと営業されていたようです。
2007年には、最初の京都のインカジの事件に判決が下ることになり、最終的には、懲役2年執行猶予5年、そして追徴金1億円以上という内容の判決でした。
この判決だけを見るとかなり重い罪であると言えます。

インカジは、インターネットカフェのような店内で、オンラインカジノが提供されており、客が賭博をすることが出来るようになっているカジノカフェです。
インターネットカフェとは違い非常に違法性が高く、経営者はもちろんですがプレイヤーも同時に逮捕されてしまうリスクが高いです。
日本には賭博罪という法律があり、国内で公営ギャンブル以外の賭博をすることを禁止しています。

パチンコやスロット、競馬などの公営ギャンブル以外の賭博は固く禁じられていて、賭博の場所を提供する場合も、賭博場開帳図利罪に該当してしまいます。
個人が楽しむ賭け事についてももちろん禁止されています。
このインカジについては、国内の賭博罪に抵触してしまうので、このたび逮捕されてしまったのです。

インカジはプレイヤーも逮捕されてしまう

この事件では、経営者が逮捕されたのはもちろんですが、このインカジでプレイをしていたプレイヤーも同時に逮捕されています。
店員は常習賭博罪という形で逮捕され、プレイヤーについては賭博罪という罪で逮捕されることになりました。

罪に関しては常習賭博罪の方がより重い罪になります。
インカジの場合、フィリピンのオンラインカジノを使用していたということもあり、サーバーが海外にあります。
このため、ここでは賭博場開帳図利罪ではなく、常習賭博罪が適用される形になりました。
これは、店側も客と同様にオンラインカジノで賭博を行っており、それが常習性のあるものだったという風に考えられたのかもしれません。

個人がオンラインカジノで逮捕されることはあり得る?

個人がオンラインカジノで逮捕されることはあり得る?

そうなると気になるのが、個人で楽しむことができるオンラインカジノで、逮捕されてしまうのではないかという問題です。

実際、2016年には個人でオンラインカジノを楽しんでいた日本人のプレイヤーが逮捕されてしまうという事件が起きました。
この事件では、逮捕者が全員ともブログでオンラインカジノの詳細についてを明らかにしていて、IDなども掲載していたという共通点があります。
しかしながらこの事件では、一旦は逮捕されてしまったものの、最終的には不起訴で終わっています。

基本的には海外で運営されているオンラインカジノの場合、よほどの状況であなければ逮捕されることはないと考えておいて良いでしょう。
リスクは0ではありませんし、いつ何が起きてしまうか分かりませんが、インカジとオンラインカジノは全くの別の形態となっています。
海外で合法的に運営されているオンラインカジノを違法と断ずることは非常に難しいです。

リスクは0ではありませんが、通常のオンラインカジノを個人で楽しむ分には逮捕されてしまうリスクはほとんどないと考えておいて良いでしょう。

オンラインカジノならこの点で気をつけるべき

自宅でオンラインカジノを楽しむ分にはほとんどリスクはありませんが、逮捕されてしまったケースもありますので、気をつけておくべき点がいくつかあります。
まずは、日本人専用のテーブルが有るなど、捜査の対象となりやすいカジノは避けておくようにしましょう。
また、逮捕されてしまったプレイヤーに共通する点として、ブログにIDや画像をアップしていたという共通点があります。
チャットやブログなどに、本人と特定されるような情報を書き込んだり、プレイ内容を公開したりしないようにしましょう。

実際にこういったことをしなければ、よほどのことがない限り、摘発されてしまうことはありません。

インカジのその他の危険性とは

オンラインカジノとは違い、インカジにはさまざまな問題点があります。
インカジは違法であり、摘発の対象であるという問題点を抱えていますが、その他にも不正やイカサマなどが横行しており、まともな勝負ができないというデメリットもあります。

インカジのその他の危険性とは

オンラインカジノについては外部の監査機関によって定期的にチェックされており、公平性やペイアウト率などがデータで公表されています。
不正が出来ない仕組みになっているオンラインカジノとは違い、インカジの場合はお店側が管理をしているだけで、チェックしている外部の機関の存在はありません。
このため、不正やイカサマがあったとしてもプレイヤーは一切分からないシステムですし、もしもイカサマが発覚したとしても、弱い立場であるため公にすることは出来ません。
インカジはこのようなデメリットや問題点をも抱えているのです。